盲導犬アンソニーがゆく!

アンソニー(♂)  盲導犬アンソニーは、財団法人日本盲導犬協会より無償貸与されています。     

 

2008年11月23日

旅から帰って・・・

ファゼンダ.jpg  「ファゼンダの芯音 

 
ニッポンの裏側の地で、素晴らしい体験と、
たくさんの出逢いは、言葉では言い尽くせないほど、
打ちのめされてきました
そんな広大な大自然と語らい、そして
そこに寄り添う優しい人々とのふれあい、
目まぐるしくも目映いひとときを、
自分の人生のほんの一瞬でも、かすめられたことの幸運に、
深く感謝いたします。
 
それは…そこに棲まうすべての命。
花や鳥たち、そして虫さえも「彼らは私の大切なスタッフです」と
声高らかに、はじけるような笑顔で笑う農園の人たち。

それは…真っ青な大空のもと。
白い雲と大陸風を追いながら、
カウボーイと馬に乗り、牛の群になだれいりながら、
その優しくも力強い命の鼓動と、
大地の拍動をこの身ひとつで
感じられたこと。
そして、心地よく私を導いてくれる
ひづめの音、凛々しく美しいたてがみ。
その馬のうっすらとした首筋の汗や息づかいさえもが、
愛おしく感じられたこと。
それは…満天の星空の下で言葉なく立ちすくみ、
どんなに手を延ばしても届かない確かなものが、
眼前の地平線の彼方いっぱいに広がっていること。
その潔い儚さに泣けてしまったこと。
 
その天に、かざす五指のシルエットが、
星空に透けてくっきりと映え渡り、
真摯な感動ばかりが募り、
こらえきれず涙していたこと。
いつまでも果てしなく続き、
描かれてゆくこの無数の星たちのうねり…。

そして数億光年前のひそやかなその光りが、
地上の螢の背に辿りつくこと。
それは…キャンプファイヤーの赤々とした灯火。
その揺らぐ炎の温もりが、そこに集う人々の笑顔を照らし、
暖かく写しだしていたこと。
それは…夜明け前、そして夕暮れの刻。
風が一瞬凪ぎ、あたり一面に静寂がおとずれる瞬間がある。
やがていっせいに、鳥や虫たちの壮大なるオーケストラが放たれ、
繰りひろげられ、
そして繰り返され、
そのハーモニーの豊かさ
には時を忘れ、
いつまでも酔いしれたこと。
 
なにひとつ無駄のないあの地で、言葉を失い、
いったいいくつもの涙を流したことだろう。
自分の小ささ、愚かさばかりが冴え渡り、
そして際立つ。何度己を恥じ、ひとりうずくまり、
泣いてきたことだろう、あの地で。
この「心の奥底の芯音」そして「ファゼンダが奏でる地球の芯音」
わずかでも聴き逃すまいと、身じろぎもせず佇み、
そのほうへと心身すべてを傾けてきました。
 
あの地には…言葉にできないくらいの「感動」が絶え間なく降り注いでいます。そして、あの地で出逢った優しい人々のことは、決して忘れないでしょう。私を温かく迎えてくれたすべての人々たち。
そして底抜けに明るい農園の仲間たち。
その無垢で一点の曇りもない清らかな心と、
あの無邪気な人なつっこさと、あっけらかんとした朗らかさは、
一瞬にして惚れ込んでしまう。
 
「ニッポンはどちらの方角にありますか?」
私の問いかけに「ヨーコさんの足の下だヨ。
ほんとに地球の裏側からよくきてくれたネ。
ずっとヨーコさんに会いたかったんだヨ」と 
抱き寄せてくれた人は、農園のハルエさん。
ふいをつかれたその応えが、真っすぐに胸を貫き、
どうしようもなくありがたくて、また泣けた。

そんな優しい人々との別れは本当につらかったけれど、
今この足の下でハルエさんや皆さんと最短距離で
つながっているのかと思うと、嬉しくて温かい気持ちが漂ってくる。
こんなにも強く熱い想いを授けて頂いたことに、
あらためて感謝しています。

ずっといつまでも「ファゼンダの芯音」は、
私の身体の中で息づき、響き渡り、寄り添ってゆくことでしょう。
ありがとう〜またいつか訪ねてみたいファゼンダの地。
ありがとう〜また逢いたくなるような優しい人たち。 
posted by アンコ at 17:16 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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